きょうの東京地方は雲の多い一日。日が差すことがあるが、昼頃から夜にかけては急な雨。雷を伴うことや激しく降ることも。
天気の急変に注意を。
きょう20日(木曜)の東京地方は、雲の多い一日になるでしょう。あと2日で夏至。晴れていれば一年で最も昼が長い頃ですが、きょうの太陽は雲に隠れることが多いでしょう。
日本の南には梅雨前線があって、前線上の伊豆諸島付近を低気圧が東に進んでいます。この低気圧に回り込むように湿った空気が流れ込んでいるため、関東一円で雲が広がりやすくなっています。お昼過ぎまでは日が差すこともありますが、気温が上昇するにつれて大気の状態が不安定になる見込みです。昼過ぎから夜にかけては、山沿いを中心に所々に雨雲が発生し、一部はさらに発達して活発な積乱雲になるおそれがあります。このため、急な雨やカミナリの鳴る可能性が高くなっています。多い所では、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降って、大雨になることも予想されます。低い土地やアンダーパスなどでの浸水や河川の増水、土砂災害に注意・警戒が必要です。また、落雷のほか竜巻などの激しい突風に注意して下さい。積乱雲の下では、ひょうが降るおそれもありますから、こちらにもご注意下さい。急に暗くなる、急に涼しい風が吹く、ゴロゴロと雷の音が聞こえるときは積乱雲が近づいているサインです。建物の中に移動するなど何はさておいても、あなたの安全確保に努めて下さい。
きょうもムシます
日中の最高気温は、都心で27度、練馬や立川、八王子では28度の予想です。きのう19日より2度ほど低めですが、これで平年並みです。日中の最小湿度は60%くらい。きょうも湿気が多い一日になるでしょう。気温の高さと湿気の多さは熱中症の危険度が高くなります。こまめに水分を補給するようにしましょう。作業やスポーツで、たくさん汗をかいたら適度に塩分やミネラルの補給も心がけて下さい。
日本気象協会 本社 高橋 則雄
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