東京・地下鉄浅草線で絵本読み聞かせ、車両の子育て応援スペースPR

 東京都交通局都営地下鉄の車両に採り入れている「子育て応援スペース」を広く知ってもらおうと25日、同スペースがある浅草線(5500形)の車両を使った絵本の読み聞かせイベントが、東京都大田区の馬込車両検修場であった。

 スペースは、幼い子ども連れでも気兼ねなく電車に乗れるよう、2019年7月、大江戸線の一部の車両で始まった。車両の一角にあるフリースペースの壁面に絵本の挿絵やキャラクターなどを描いている。今年3月末には都営4路線の36編成に拡大される予定だ。

 都交通局によると、都営の交通車両を使った読み聞かせは初の試みで、抽選に当たった22組の家族47人が参加。壁面に描いた「だるまちゃんとてんぐちゃん」などの絵本を、出版文化産業振興財団の読書アドバイザーが子どもたちの反応を見ながら読み聞かせた。3歳の息子と訪れた大田区の田中尚恵さん(41)は「子どもが電車好きなので、楽しんでくれてよかった」と話していた。丹治翔

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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