東京都日野市の土地区画整理事業を巡り、市から助成金名目で現金8千万円を詐取したとして、警視庁は、元副市長ら男3人について詐欺の疑いで逮捕状を取った。市内で道路などを造る「日野市川辺堀之内土地区画整理組合」の元幹部や職員で、虚偽の内容の事業計画書を市に提出し、助成金を申請していた疑いが持たれているという。捜査関係者への取材でわかった。
3人は、組合の元理事長相談役で元副市長の70代の男▽組合職員で元市まちづくり部参事の70代の男▽組合職員の60代の男。警視庁が17日にも逮捕するとみられる。
捜査関係者によると、3人は共謀して、2017~18年、組合が手がけている市内中央部の「川辺堀之内地区」に道路や公園、緑地などを造る土地区画整理事業(約18・7ヘクタール)を巡り、市から助成金をだまし取ろうと計画。多額の人件費を「工事費」に組み込んだ虚偽の事業計画書を市に提出し、19年に8千万円の助成金を交付させた疑いが持たれている。
人件費の額を適正にしなければ市が助成しない可能性があるため、警視庁は3人が自らの高額な報酬を隠すために、虚偽の計画書を作ったとみている。
今回の土地区画整理事業の総事…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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