東京・杉並でまた児童の水筒に異物、教室で発覚 先月は別の小学校で

松田果穂

 杉並区は15日、区立桃井第四小(同区善福寺3丁目)で14日、児童1人が自身の水筒の水を飲もうとしたところ、異常な味がして吐き出す事案があったと発表した。現時点で児童に健康被害は確認されていないという。区内では2月にも別の小学校で児童の水筒に異物が入っていた事案が起きており、この時と同様、警視庁荻窪署に相談するとともに関連を調べている。

 区教育委員会によると、児童は14日、水筒を持って登校。授業の合間の午前11時半ごろ、教室で中に入れた水を口に含むと「変な味」がしたため、吐き出したという。

 水筒は登校後、児童の机の横に掛けてあったという。異変に気づく前には校内の掃除をするため、教室が無人になる時間帯もあったという。同小は14日、署に水筒や水筒の中身を提出した。

 区教委によると、同小から約3・5キロ東の区立杉並第九小でも2月19日、児童が学校に持参した水筒のお茶を下校後に飲もうとした際に塩素系の異臭がし、中身の液体が入れ替えられたとみられる事案があった。

 桃井第四小は16日に全校児童の保護者を対象に臨時の説明会を開く。また、区教委は18日、全区立学校の校長や子ども園の園長を集めて臨時の会合を開く。(松田果穂)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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