石平道典
東京都足立区長選は21日に投開票され、現職の近藤弥生氏(64)=自民、公明推薦=が、大学非常勤講師の西山千恵子氏(65)=共産、社民推薦=を破り、5選を果たした。当日有権者数は55万8018人。区長選の投票率は42・79%(前回42・89%)。同じく投開票された区議選の投票率も42・79%(同)だった。
当選確実の報を受け、近藤氏は21日夜、区内の事務所に姿を見せた。集まった支持者らを前に「一人ひとりのご支援に仕事でお返しする」と話し、笑顔を見せた。「5期目はチーム足立で、安心と活力に一層力を尽くしていく」などと抱負を語った。
区長選は前回、前々回と同じく女性同士の一騎打ち。近藤区政への評価や、子育て支援や高齢者施策などが主な争点になった。
近藤氏は大学の誘致や大学病院の開院への取り組み、刑法犯の認知件数減少に向けた施策など、実績をアピール。「安心と活力ある街づくり」を掲げ、「将来を見通す大胆さをもって、5期目に挑戦していきたい」と訴えた。選挙戦では自民、公明両党のほか、労働組合の連合東京などの支援も受け、組織的な戦いを展開した。(石平道典)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment