東京五輪の最終報告書 識者が批判する「組織委が書かなかったこと」

 東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の理事会が21日に東京都庁であり、大会についての公式報告書などを承認しました。新型コロナの影響で無観客開催となった大会を、組織委はどう総括したのでしょう。識者が読み解きました。

 「東京オリンピックの社会学」の著書がある関西学院大社会学部の阿部潔教授(社会学)は「五輪開催で問われたのは、コロナ禍であえて開催する意義は何かだった。報告書を読んでも、その答えは見えなかった」と話す。

開催の意義、具体的な記載乏しく

 報告書では、コロナの感染拡…

この記事は有料会員記事です。残り650文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment