総務省は9日、住民基本台帳に基づく今年1月1日現在の人口を発表した。日本人の人口は、1億2322万3561人(前年比61万9140人減)で、2009年をピークに13年連続で減少した。減少数は今の調査が始まった1968年以降最大。東京圏の日本人の人口が、75年の調査開始以降初めて減少に転じた。
日本人の出生者数は81万2036人と、調査を始めた79年度以降で最少、逆に死亡者数は、144万1739人で最多だった。
日本人の人口が増加したのは沖縄県のみで、残る46都道府県で減少した。市区部でみると、増加人数ではさいたま市の8031人、増加率では千葉県流山市の2・13%が最多だった。
東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)、名古屋圏(岐阜、愛知、三重)、関西圏(京都、大阪、兵庫、奈良)の「3大都市圏」に住む日本人は、6426万4479人と4年連続で減少したが、16年連続で全国人口の半数を超えた。
東京圏の日本人人口は3561万115人(前年比3万4498人減)で、初めて前年比で減った。総務省の担当者は、出生者数から死亡者数を引いた「自然減」が拡大したこと、コロナ禍で国外からの転入が減少したこと、東京から他県への転出が増えたことなどが要因だとみている。
日本に住む外国人は、10万…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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