東京理科大、24年度入試から「女子枠」 工学系学部に計48人

山本知佳

 東京理科大は19日、女子受験生に限定した総合型選抜を2024年度入学生向けの入試から新たに始めると発表した。工学系の3学部16学科(募集人数計1865人)で計48人の枠を設ける。

 同大によると、対象となるのは、同大にある7学部のうち、工学部の全5学科、先進工学部の全5学科、創域理工学部10学科のうち、建築学、先端化学、電気電子情報工学、経営システム工学、機械航空宇宙工学、社会基盤工学の6学科。各学科3人ずつの枠を設ける。

 今回の「女子枠」創設理由について、同大は「複雑化する世界的な課題を解決するには、多様な背景を持つ研究者の連携が必要」と説明。諸外国と比べて低い理工系に進学する女性を積極的に支援し、「イノベーション創出を促進する」とした。同大の全学部入学者に占める女子学生比率は、23年度で23・3%。

 大学入試の「女子枠」をめぐっては、東京工業大が昨年、24年度入試から総合型・学校推薦型選抜で始めることを発表している。計143人分の枠を設け、女子学生比率が20%を超える見込みだ。私立大では、芝浦工業大(東京)が全4学部で女性向けの推薦入試を行っている。(山本知佳)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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