新型コロナのオミクロン株による感染急拡大が止まらない。政府は広島、山口、沖縄3県にコロナ特別措置法に基づくまん延防止等重点措置を適用する方針を決定。一方、東京都は再び行動制限をかけることになる重点措置の適用は直ちに求めず、オミクロン株の影響を見定めたい考えだ。
新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、東京都の小池百合子知事は6日、「コロナとの闘いは新たなフェーズに入った」と述べ、飲食店に協力を依頼している「8人以内」の人数制限を見直す考えを明らかにした。一方、都への重点措置の適用については「専門家の意見を踏まえ対応を検討する」とした。
6日の都のモニタリング会議では、感染力が強いとされるオミクロン株への置き換わりが急速に進み、都内の1週間平均の新規感染者は5日時点で135人と、前週の44人から1週間で約3倍に急増している現状が報告された。3倍の増え方について、国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏は「これまでに経験したことのない高い水準」と指摘した。
都健康安全研究センター(健…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル