東京都は8日、新型コロナウイルスの感染者75人を新たに確認したと発表した。100人を下回るのは1日(67人)以来7日ぶり。死者はいなかった。
都によると、8日に確認された75人を年代別にみると、20代が33人、30代が17人で全体の67%を占めた。40代が10人、50代が6人、10代と10歳未満が各4人、60代が1人と続いた。0歳児3人を含むが、いずれも軽症という。無症状は3人含まれ、現時点で感染経路が不明な人は34人という。
感染経路別でみると、接待を伴う飲食店従業員ら「夜の街」関連は24人で、うち新宿が9人、池袋が3人だった。そのほか、会食で7人、家庭内で6人、職場で4人、医療機関で看護師1人、保育園で園児1人がそれぞれ感染したとみられる。
都の担当者は「新宿だけでなく、感染したとみられるエリアは少しずつ広がっているが、まちなかを歩いていて感染するという状況ではない。夜の街や会食などを気をつけてもらいたい」と話す。
江戸川区と足立区は8日、それぞれ区内の保育所で、保育士の感染が確認されたと発表した。江戸川区では20代の女性保育士が、足立区では20代の男性保育士が感染したという。また、墨田区は8日、区立保育園に通う園児2人の感染が確認されたと発表した。墨田区では園児と濃厚接触した園児50と職員3人の集団検査を9日に実施する予定。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル