性的マイノリティーのカップルらを公的に認める東京都の「パートナーシップ宣誓制度」が、1日に始まった。177組の申請があり、うち115組に受理証明書が送られた。残りの人たちには必要書類を確認でき次第、証明書を送る。当日は申請者らが都庁で記者会見し、「やっとパートナーとの関係が社会に認められた」と喜んだ。
「当事者の要望に寄り添った制度になった。うれしく思う」。会見に参加した山本そよかさん(37)は、こう喜びを語った。
「都にパートナーシップ制度を求める会」の代表として活動してきた。背中を押したのはコロナ禍。感染対策で面会できず、パートナーの最後をみとることができなかった――。そんな話を聞いて「その立場になったら家族だと認められないかも」と感じ、2021年1月から活動を始めた。
制度の創設を求めて都議会に請願を出したり、署名を集め、小池百合子都知事に要望を出したり。他県でも制度ができたことで機運があったとはいえ、「活動開始から約1年強で制度ができた。振り返れば早いですね」と笑顔を見せた。
山本さんが自分の性を認識し…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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