太田原奈都乃
0~18歳に月5千円を支給する東京都独自の子育て支援策「018サポート」の申請について、都は2024年度から親子のマイナンバーカードの読み取りだけで済むよう手続き方法を変えることを明らかにした。複数の書類が必要な申請手続きに「煩雑」「わかりにくい」といった苦情が相次いでいた。
初年度となった23年度の申請では、マイナンバーカードのほか、子どもの健康保険証、口座を確認できる書類などが必要だった。手続きは郵送もしくはオンラインの2通りがあり、申請に不要な個人情報を隠す処理(マスキング)という手間もかかった。
都福祉局によると、24年度は国と連携してウェブサイトを新設。新規申請者は、マイナンバーカードに公金受取口座が登録されていれば、カード情報を読み取るだけで申請が済むようになるという。
従来の申請方法も継続するが、出生日や転入日の書類の提出が省略される。23年度に申請手続きを済ませ、引き続き支給条件を満たす人は、原則として手続き不要で受け取れる。
23年度は最大6万円を一括給付していたが、24年度は3回(8月、12月、25年4月)の分割支給とする。12日にあった都議会予算特別委員会で佐藤智秀・福祉局長は「子どもの育ちをきめ細かくサポートするため」と説明した。(太田原奈都乃)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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