東京都内の公立中学3年生約8万人を対象にした「英語スピーキングテスト」が26日に都内各地である。
都立高入試の合否判定にも用いられるテストとして初めて実施された昨年は、運営を巡る課題が明らかになった。実施する都教育委員会は「生徒が安心して受けられるよう準備を徹底してきた」と説明するが、どう変わったのか。
都教委は、試験当日の注意点などをまとめたチラシを作成し、学校を通じて全受験生に配布した。昨年は持ち込めなかった軽食を持参できることを記載し、欠席の場合は電話でなく専用フォームからの連絡を呼びかけた。
都教委のホームページには、テストで使うマイク付きイヤホンと防音用のイヤーマフの説明動画も新たに紹介された。担当者は「機器を使っての試験は慣れない子もいる。事前に知っていれば当日焦らずに受験できるはず」と話す。
「隣のクラスの声よく聞こえた」 今年は解消できる?
昨年のテストで課題とされたのが、同じ問題を時間差で受けることになる生徒同士の十分な情報遮断だ。
一部の受験会場では、二つの…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル