東京都心は今月の日照時間が記録的に少なくなっている。だが、ようやく梅雨明けがみえてきて、夏空到来。
記録的日照不足
今月の東京都心は日照時間が少なくなっています。冒頭の図は各都市の今月(1日~27日)の日照時間の合計です。日本海側に比べると太平洋側は少なく、特に東京都心は44.0時間しかありません。平年だと120時間近くですので、かなり少ないことがわかります。特に上旬と中旬は記録的な日照不足で、20日間の日照の合計が15時間弱しかありませんでした。何故、それほど晴れなかったかと言うと、オホーツク海高気圧の勢力が強く、東海上からの冷涼で湿った空気が入ったこと、また、梅雨前線が本州付近に停滞していたことが挙げられます。下旬になると晴れる日も出てきて、おととい26日(金)は日照時間が11時間を超えて、6月26日以来、1か月ぶりに日照時間が10時間以上となりました。
ようやく夏空到来
気になるこの先ですが、ようやく夏空到来となりそうです。あす29日(月)はにわか雨の可能性がありますが、日中は日差しがあるでしょう。火曜日以降は晴れの天気が続き、ジリジリと真夏の太陽が照りつけそうです。今年はこれまで曇りや雨の日が多かったため、いつも以上に日差しが強烈だと感じるかもしれません。帽子や日傘、サンバイザー、日焼けしたくない方はアームカバーや日焼け止めも使うなど、万全な紫外線対策を心掛けてください。
日本気象協会 本社 木村 健一
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