東京都内各地は命に関わる危険な暑さが続いています。梅雨明けからの8日間で、東京23区で熱中症による死者は35人に上っています。
8月6日の都内の最高気温は、練馬で36.9℃、青梅で36.3℃を観測したほか、都心でも4日ぶりに35℃を超える猛暑日となり、危険な暑さが続いています。東京都監察医務院によりますと、関東地方が梅雨明けした7月29日から8月5日までの8日間で、23区内では熱中症により35人が死亡しています。亡くなったのは50代から90代の男女で、このうち33人がクーラーが設置されていないか、使用されていない屋内で倒れたということです。
東京消防庁によりますと、熱中症の疑いで病院に運ばれる人は梅雨明けした7月29日から大幅に増えています。8月2日には今シーズンで最も多い341人、8月に入ってからの5日間ですでに1362人となり、7月の1カ月間の搬送者数1026人を超えています。
今年は特に注意! 熱中症の症状と対策は?
梅雨明けから熱中症の患者が急増しています。熱中症は症状によって軽症、中等症、重症の3つに分けられます。軽症はめまいや発汗、部分的なけいれんなどの症状、中等症になると頭痛や嘔吐(おうと)、倦怠(けんたい)感、重症になると意識障害が発生し、周りからの呼び掛けに対して反応がおかしくなったり反応できなくなったりすることがあります。
熱中症の疑いがある場合はどうしたらよいのでしょうか。東京都医師会は5つの対処法で対応するよう呼び掛けています。映像でご覧ください。
東京都内は8月9日ごろまで35℃以上の猛暑日となるところが多い見込みで、熱中症への対策をしっかり取るよう心掛けてください。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース