東日本大震災の被災地支援を続ける安城学園高校(愛知県安城市)で5日、被災地との交流などを報告する集会があった。地震のことをほとんど覚えていない10代の生徒ら約120人が参加し、防災意識を高める重要性や被災地への思いを語り合った。
13年前の地震発生以来、同校では生徒や教職員らのべ2500人以上が被災地でボランティア活動などをしてきた。
今年は昨年末に東日本大震災津波伝承館(岩手県陸前高田市)などを訪れたサッカー部や、昨夏に被災地支援の東北演奏旅行をした弦楽部の生徒らが取り組みを発表。「3・11」は修学旅行の日程と重なるため、この日、地震発生時刻の午後2時46分にキャンドルに火をともし、黙禱(もくとう)した。
同校生徒会長の松田瞬也さん(17)は、「被災地はかなり復興しているのではと思っていたが、まだ崩れたままの家屋もあった。自分の目で見て考えることが大切と学んだ」と語った。
生徒会は2018年から、福島のヒマワリの種を市民や公共施設に配って花をさかせる「ひまわり里親プロジェクト」を続けている。今年度は計40キロの種を収穫し、うち20キロを福島に送り返すことができた。
担当する平岩真琴さん(17…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル