小川崇
福島県沖を震源とする最大震度6強の地震で脱線した東北新幹線が14日、最後の不通区間だった福島―仙台間で運転を再開する。地震発生から29日ぶりに、全線がつながることになる。
JR東日本によると、一部区間で徐行運転が必要なため、当面は8~9割ほどの本数で運行。通常ダイヤに戻るのは5月の大型連休明け以降の見通しという。
東北新幹線は3月16日の地震発生後、那須塩原―盛岡間の電柱や高架橋など約1千カ所に損傷が見つかり、運転を見合わせていた。安全が確保できた区間から順次運転を再開し、4月2日に郡山―福島間、4日に仙台―一ノ関間が再開した。損傷箇所が多かった福島―仙台間は4月20日前後の再開予定と説明していたが、車両の撤去作業などが想定よりスムーズに進み、予定を早めたという。(小川崇)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル