安倍晋三首相(65)の在職日数が20日に通算2887日となり、桂太郎元首相の記録を106年ぶりに塗り替えて史上最長になる。第1次政権は早期退陣し、再登板以降も現在野党から追及を受けている「桜を見る会」問題など数多くの批判を集めながら、なぜ長期政権を築けたのか―。東国原英夫前宮崎県知事(62)が「安倍論」を語った。
安倍政権にとって、世界経済が比較的安定していたことは幸運であり、追い風になったと思います。細かく分析すれば様々な問題はありますが、東南アジアなどを中心に景気・経済・雇用が安定、成長しています。日本もアベノミクスの「3本の矢」で、景気は上向いてきています。消費税率の引き上げもできたし、6割ぐらいの国民は現状に満足しているのではないでしょうか。
外交・防衛問題で言えば、国民は「野党には任せられ」という思いはより強いと思います。鳩山元首相の「トラスト・ミー」発言など挙げれば、キリがありませんが、民主党政権の様々な失敗の“後遺症”は根強く残っていると思います。
安倍さんの自民党総裁としての任期は2021年9月まで。安倍さんは「総裁選には出ない」と周囲に言っていますが、これも分かりません。安倍さんを含め、岸田文雄さん、石破茂さん、加藤勝信さん、河野太郎さんあたりで総裁の座が争わるでしょう。「ポスト安倍」とも言われる菅義偉さんは小泉進次郎さんを推し、自らは出ないかな、と。本領を発揮するのは「キングメーカー」としてであり、そういう性格の方だからです。総裁が代わることはあっても政権交代は3年以内はないとみています。(談)
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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