東大生の人気1位はコンサル
エンカレッジは京都大学の学生により2013年に設立された。大学生らが運営し、全国72大学に支部がある。就活を経験した大学4年生らが就活生と1対1で面談したり、就活イベントを開催したりと、就活生をサポートしている。現在、全国で3万人以上の就活生らが利用しているという。 エンカレッジの東大支部では、2021年春に卒業する東大生を対象にしたアンケート調査を2月中旬~4月初旬に実施。203人が回答した。 アンケートによると、東大生が志望する業界としては、1位が「コンサルティング・リサーチ」(17%)だった。 2位は「金融・保険・証券」で14%、3位は「商社・卸業」で11%。1位~3位の合計が全体の4割を超えた。 4位は「不動産・建設」が10%、5位は「インターネット・広告・メディア」が9%で続いた。 採用支援サービス・ディスコ社の「キャリタス就活2021就職希望企業ランキング」 では、人気上位を金融や保険、商社などが占めている。コンサルは23位の野村総合研究所が最高位なので、ここまでのコンサル人気は東大生特有のものと言えそうだ。 エンカレッジ東大支部の運営者は、コンサル人気についてこう分析する。 「汎用的なビジネススキルや知識が身につく業界として、コンサル業界の人気が高いようです。将来的な可能性を狭めたくないという思いも強いと感じます。 アンケート全体でみると、業界を志望した理由については『コミュニティーで話を聞いて興味を持った』など、周りから影響を受けたと考えられる回答が約3割。積極的に選択したというよりは、『周りもコンサルを志望しているから』と選ぶ人も多いと推定しています」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース