東大阪の逃走から2日、住民に不安 保護者と登校も(産経新聞)

 大阪府東大阪市で、大阪地検が収容し護送中だった大植良太郎被告(42)=覚せい剤取締法違反の罪などで公判中=が逃走した事件で、現場近くの小学校では11日朝、教員や地域住民らに見守られながら児童が登校した。男は事件から48時間以上が過ぎた今も確保されておらず、関係者に不安が広がっている。

 逃走現場から東に約600メートルにある市立枚岡(ひらおか)西小では11日朝、教員約15人や警察官が通学路に立ち、登校の様子を見守った。保護者に手を引かれながら、足早に登校する児童の姿もあった。

 3年生の長女を送り届けた40代女性は「普段は付き添わないが、男の行方が分からないので心配になって」と話す。見送りは被告が確保されるまで続けるといい「逃走事件が続いているので、原因追及もしっかりやってほしい」と訴えた。

 枚岡西小では当面、下校時も児童に教員が付き添うという。

 東大阪市は事件を受け、市内計約100カ所の保育所や小・中学校などに、登校や学校行事などで安全に配慮するよう指示。事件が起きた9日以降、体育館や公民館などが臨時休館するなどの影響があった。

 事件は9日午前4時ごろに発生。保釈が取り消され地検に収容された被告が、護送中の車内で「手錠がきつい」と申告。検察事務官が左手の手錠を外したところ暴れ、手錠や腰縄をつけたまま逃げた。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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