東急の運転士、小田急を妨害した疑い 非常用装置でドア開けて乗車か

村上潤治

 電車の非常用の解錠装置を操作してドアをあけて乗車し、運行を遅らせたとして、神奈川県警麻生署は8日、威力業務妨害の疑いで東急電鉄の運転士保田(やすだ)知彦容疑者(43)=川崎市麻生区王禅寺西7丁目=を逮捕し、発表した。「やったことに間違いないが、運行の妨害をしたつもりはない」と犯意を否認しているという。

 逮捕容疑は7月20日午前5時10分ごろ、川崎市麻生区の小田急柿生(かきお)駅上りホームで、停車中の相模大野発新宿行き電車(10両編成)の外側にある装置を操作してドアを手であけて乗車し、小田急電鉄の業務を妨害したというもの。電車はドアが閉まって発車するところで、この影響で5分間遅れ、約300人に影響があったという。

 保田容疑者は当時、スーツ姿で通勤途中だったといい、駅の防犯カメラの映像などから同容疑者が浮上した。東急電鉄広報担当は取材に「運転士が逮捕されたことは確認している。警察の捜査に全面的に協力する」と話した。(村上潤治)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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