宮城県警は29日、平成23年の東日本大震災後に同県石巻市内で見つかった遺体の身元が、震災で犠牲になった同市南浜町の阿部きうさん=震災当時(99)=と判明したと発表した。阿部さんの親族から県警に行方不明届が出されていた。阿部さんの遺骨は7月2日に遺族に引き渡される。 県警によると、阿部さんの遺体は同年5月19日に同市沿岸部の入り江で漁師が発見した。県警が発見場所から住所を推定し、母親から受け継がれる「ミトコンドリアDNA」の鑑定を東北大に依頼。複数の親族と照合させるとともに、県警が作成した似顔絵の特徴などから阿部さんと特定した。 県警によると、震災による犠牲者で身元不明となっている遺体は県内で7体となった。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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