国土交通省は8日、東急電鉄から申請があった主要路線の運賃改定を認可したと発表した。来年3月から、初乗り運賃が10円ほどの値上げとなる。コロナ禍で需要回復が見通せないなか、安全性を確保するための設備投資などが申請の理由という。
東横線や田園都市線など7路線が対象。値上げ幅は10円~60円程度で、ICカードの初乗り運賃は126円から140円となる。
通勤定期(大人1カ月)の値上げ幅は約600円~約2400円となる。平均改定率は12・9%で、通学定期の運賃は据え置くという。
また、東京メトロも来春から全線で運賃を引き上げる方針を示している。バリアフリーの整備費用を運賃に上乗せできる国の制度を活用する。
上乗せ幅は検討中だという。同社は2025年度までに全180駅でホームドアの整備完了を目指している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル