西田有里
東武動物公園(埼玉県宮代町)で飼育されているヘビクイワシなどが死に、高病原性鳥インフルエンザに感染していた疑いがあることが判明した。園と埼玉県が22日、発表した。この日は臨時休園し、再開の時期は県と協議して決める。
園や県によると、21日、死んだヘビクイワシが見つかり、同日中に簡易検査で鳥インフルエンザの陽性がわかった。隣の展示場で衰弱していたコブハクチョウ1羽も同日に陽性が確認され、翌日に死んだ。今後、国の遺伝子検査で高病原性かどうか調べる。
園は38種約380羽の鳥類を飼育している。22日、県が園に立ち入り検査をし、コブハクチョウと同じ池で飼育していたシナガチョウなど、家禽(かきん)10羽ほどの隔離を指示した。今後、県がこれらの鳥を簡易検査する。
今回の疑い事例の発生を受け、大野元裕知事は22日に開いた鳥インフルエンザ対応の対策本部会議で「県内のどこで発生してもおかしくない非常にリスクの高い状況」と述べた。(西田有里)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル