きょう13日は、関東や東海を中心に気温が上昇する見込みで、特に静岡の日中の気温は32℃と真夏並みを予想している。土曜日との気温差が大きくなる見込みで体調管理などに注意が必要だ。
東・北日本を中心に記録的な大雨や暴風をもたらした大型の台風19号は、きょう(日)午前11時には日本の東にあって本州から離れつつある。きょう昼ごろまでは、台風本体の活発な雲のかかる北海道太平洋側で大雨や暴風が吹く見通し。
一方、東北・東日本は台風一過の晴天となっている所が多い。ただし、台風からの吹き返しの強風は続く見込みで、浸水被害を受けてすでに水の引いた地域では、河川などからの堆積物が乾燥、粉塵化して強風に飛ばされることによる健康被害も心配される。後片付けの作業を行う際にはマスクをつけるなど対策をしたい。また、北日本や、東・西日本日本海側ではうねりを伴った高波にも引き続き厳重な警戒が必要となる。
また、特に特別警報の発表されていた地域などではこれまでの大雨により水位の上がっている河川や、地盤の緩んでいる所がある。河川の増水や氾濫に最大級の警戒をし、土砂災害や低い土地の浸水などもあわせて厳重な警戒が必要だ。
静岡で32℃ 真夏並みに
きょう(日)は、台風一過青空の広がる関東や東海で台風が残した暖かい空気や強い日差しの影響で気温が上がっている。またフェーン現象により東海で気温が急上昇し、三島(静岡)では正午現在の最高気温32.9℃を観測している。午後は、内陸を中心にさらに気温が上がる地域がある見通しで、10月だからと油断せず、水分をこまめにとるなど、熱中症には注意が必要だ。
■13日の予想最高気温
33℃ 三島(静岡)
32℃ 静岡市
30℃ 館山
29℃ 東京都心
(気象予報士・寺本卓也)
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