武田啓亮
第61回東京都吹奏楽コンクール(都吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の2日目が12日、府中市の府中の森芸術劇場で開かれた。小学校と高校、大学の部があり、上位大会に進む都代表6団体が決まった。小学校は青梅三と武蔵野三、高校は東海大高輪台と東海大菅生、大学は創価大と東海大が代表になった。
東海大高輪台の金山美月部長(3年)は「仲間と演奏できる楽しさ、素晴らしさを改めて実感した。夢の全国の舞台で、やりきったと言える演奏をしたい」。東海大菅生の前田和(なぎ)部長(同)は「無観客の会場は音の響きも普段と違い、独特の緊張感があった。次の演奏までに、見つけた課題を改善したい」と語った。
東海大の蓮見咲世主将(4年)は「予選は音やテンポの微妙なずれなど課題もあったが、修正して本番に立てた。全国でも、感謝の気持ちを伝えられるよう演奏したい」。創価大の前田勇希・楽団長(2年)は「例年の3分の1ほどしか練習時間が取れなかった。みんなでステージを楽しもうという思いを演奏に込められた」と話した。
小学校の代表は10月10日に札幌市の札幌コンサートホールである東日本学校吹奏楽大会、高校は同月24日に名古屋市の名古屋国際会議場、大学は同月30日に高松市のレクザムホールである全日本吹奏楽コンクールに出場する。
12日の結果は次の通り。◎は都代表。
【小学校】金賞 ◎青梅三、◎武蔵野三、世田谷・千歳、小平六▽銀賞 杉並一、浅間竪川
【高校】金賞 ◎東海大高輪台、◎東海大菅生、片倉、八王子、岩倉、駒沢大▽銀賞 国本女子、小山台、豊昭学園、豊島、葛飾総合、杉並
【大学】金賞 ◎創価、◎東海▽銀賞 学習院、明星、専修、中央、玉川(武田啓亮)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル