tvkニュース(テレビ神奈川)
去年、走行中の新幹線の車内で、乗客の3人が刃物で襲われ、1人が殺害された事件。殺人などの罪に問われている男の裁判員裁判で、男は「隣に来たのが人間だったら殺そうと思っていた」などと話しました。
「いろんな事件の判決を見てどのくらい殺したらどういう刑になるか考えていました」
「刑務所に無期懲役で永遠に入っていたい」
このように小島一朗被告は、証言台ではっきりと語りました。
この裁判では、去年6月、走行中の東海道新幹線の車内で、隣に座っていた20代の女性2人をナタで切りつけた上、会社員の梅田耕太郎さんを殺害したとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われています。 検察側の被告人質問で、小島被告は、「家出をしてから衰弱していて人を殺せる状態ではなく、体力を回復させるための時間が必要でした」と計画から、約3カ月後に事件を起こした理由について述べました。 そして犯行前の心境を次のように語りました。
「隣に来たのが子どもだろうと、老人だろうと人間だったら殺そうと思っていた」
さらに、殺害された男性については、「倒れている方が殺しやすいと思いました」とためらいもなく語りました。
裁判では小島被告の精神鑑定医も証言台に立ち、「犯行時に精神疾患の症状は見受けられない」と述べました。 そして小島被告から聞いた話をもとに、「かつて母親の働く自立支援施設に刑務所に入っていた人がいて、その人のイメージから社会の苦しさよりも刑務所にいる方がいいと思ったのではないか」とも分析しました。
判決は今月18日の予定で、どういった審判がくだされるのか注目されます。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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