東京電力ホールディングスは19日、東通原発の建設が中断している青森県東通村の振興事業に、2020年度から5年間で最大30億円を拠出すると発表した。
拠出した資金は村の教育支援や産業振興、インフラ整備などにあてられる予定で、村と東電が共同で設立した協議会で具体的な使途を検討する。20~21年度は計約12億円を拠出し、医療費助成や農産物加工施設整備などの事業にあてる方向で調整を進めている。
東通原発は東日本大震災後に建設工事が中断。村は地域経済や財政に深刻な影響が出ているとして、地域活性化や雇用振興への支援を求めていた。東電は18、19年度にも東通村にそれぞれ2億円を寄付している。
東電は福島第一原発事故後に多…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル