17年ぶりの海外対局となった先月10、11日の囲碁名人戦七番勝負第2局は、開催地の台湾・台北で関係者やファンから熱烈歓迎を受けた。台北出身の張栩名人(39)ら多くの名手を日本に送り出してきたが、今は現地発の世界チャンピオン誕生が悲願だ。習い事の定番となっている子どもの囲碁教室から、天才が現れるかもしれない。
9日、対局場の「シャングリ・ラ ファーイースタンプラザホテル台北」であった前夜祭は、台湾囲碁界を支える経済人や関係者ら130人で埋まり、地元中学生の弦楽合奏で開宴した。対局2日目の大盤解説会は、当初用意した150席では間に合わず、400人超が詰めかけ、場外にも聴衆があふれた。
「いやあ、こんなに来るとは思っていませんでした。見込み違いです。すいません」
対局のほか現地のイベント一切…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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