枠にとらわれない韓国式中華 かみ締めるほど立ち昇る酸味と甘味が妙

有料記事

脇本暁子=ライター

祥龍(兵庫)

 ぷっくりふくらんだ黄身をつつきたい衝動を抑えつつ、まずは炒飯(チャーハン)をひとさじ。フワッと香るゴマ油とシャキシャキな白菜キムチの旨辛具合と、かみ締めるほど立ち昇るほのかな酸味と甘味。さぞこだわり抜いた調味の妙と思いきや「使うのは白菜キムチとゴマ油とネギだけ。味付けは一切してないよ」と笑うのは、シェフの池英恵(チーエイケイ)さんだ。

 中国人の父と韓国人の母をもつ中国ハルビン出身の池さんは、中国東北料理のほかオモニ(お母さん)譲りの韓国式中華も提供。

 「酸っぱいキムチほど炒める…

この記事は有料記事です。残り464文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment