日本一の生産量の和歌山の柿をPRしようと、JA和歌山県農が県内出身の人気漫画家、楳図かずおさんと協力してキャンペーンを展開している。販売促進のポスターでは、楳図さんの代表作「まことちゃん」のセリフ「グワシ」ならぬ「グワキ!!」と叫びながら、作中の決めポーズで柿を持つ少女が描かれ、SNS上でも注目を集めている。
ビタミンCなどがふんだんに含まれ健康に良いとされる柿だが、若者に消費が広がっていないことが課題だった。JA和歌山県農では、柿の旬と時期が重なることから、ハロウィーンに和歌山の柿を食べようとPRを始めた。
今年は初めて楳図さんと協力。楳図さんがアイドルグループ「ももいろクローバーZ」などとコラボしていて幅広い年代に知られていることや、高野町生まれということがきっかけだった。
10日まで、SNSのインスタグラム上に、柿を持って「グワキ!!」ポーズをした写真を投稿すると、抽選で特製Tシャツが当たるキャンペーンも実施している。詳細は特設サイト(http://kakine-chan.com/halloween/)に掲載している。担当したJA和歌山県農の中村文香さん(28)は「柿は美容や健康に良い。若い人にもぜひ食べてほしい」と話した。(藤野隆晃)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル