俳句では秋の季語とされている栗。おもな産地は茨城県や熊本県などですが、出回る時季が限られる生栗をせっかく買うなら、良いものにしたいですね。そこで生栗について茨城県の栗生産農家、星政和さんにお話を伺いました。
おいしい栗の見分け方
まさに栗色でツヤがよい生栗は、旬の今頃からスーパーでも販売されていますが、選ぶ際はどのような点に気をつければよいのでしょうか? 「野菜や果物と同じように、栗も鮮度が大切です。外側の皮の茶色が濃くて、ツヤツヤと光沢があるものが鮮度の良い証です。また、収穫から時間がたつほど水分が抜けて軽くなってしまうので、ずっしりと重いものがオススメです。形は丸みがある方が中身が大きいものが多いです。 また、表面に穴があるもの、白いブツブツがついているもの、底の部分が黒くなっているものは、虫に食われているなど状態が悪いことがあるので、避けたほうがよいでしょう。 栗は鮮度が落ちやすい食品です。弾力も鮮度の目安になるので、購入した栗を指で押してみて、弾力がなくなってきていたら、すぐに食べるようにしましょう」(星さん)
上手な栗の保存方法
せっかくおいしそうな栗を買ってきたけれど、食べきれない場合もありますよね。どのような保存法が良いのでしょうか。 「栗には、でんぷん質や各種のビタミン、ミネラルなど栄養分が豊富に含まれますが、それだけに傷みやすい生鮮食品でもあります。食べきれない場合は、生のまま新聞紙に包んでから保存袋に入れ、冷蔵庫のチルドで保存してください。これで1か月ほど保存できますし、甘みが増します。また冷凍にする方法もあります。これなら2~3か月保存できます」(星さん) 生栗が出回るのは旬の今だけです。ゆで栗や栗ごはんなどでこの季節の食生活に彩りを添えてはいかがでしょうか。
ウェザーニュース
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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