16日午前9時40分ごろ、福岡県那珂川市西隈2丁目の市立岩戸小学校にサル1頭が出没した。校庭で運動会に向けたダンスの練習をしていた小学2年生の女児が腰をかまれ、軽傷を負ったほか、追い払おうとした教頭もかすり傷を負ったという。
同市と、同市に隣接する福岡市ではサルに人が襲われる被害が相次いでいる。15日には大野城市でも2件のサルの目撃情報があったという。県警は注意を呼びかけている。
県警春日署によると、午前10時25分ごろ、自治会の副会長から「校庭にサルが出て子どもがかまれた。付近の警戒をお願いする」と110番通報があった。
署や小学校によると、当時校庭では、1、2年生約60人が運動会のダンスの練習をしていたという。
サルは校庭西側の施錠された裏門(高さ約1・5メートル)を乗り越え侵入。女児の腰に飛びついて、かみついたという。校庭にいた男性教頭がサルを追い払おうとすると、サルは1メートル以上の離れた距離から教頭に飛びかかり、教頭はひざ付近にかすり傷を負ったという。2人は病院に行き、治療を受けた。
サルはゆっくりと校庭東側の正門を通り、山に去っていったという。同小では、昼休みは校庭に出ない、一斉下校などの対応を取るという。(西岡矩毅)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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