校長人事の推薦に合わせ現金や商品券贈る 名古屋市教委に教員団体

 名古屋市立小中学校の校長人事などに関連して、市教育委員会教職員課が校長会など約80の教員団体から毎年、校長らの推薦名簿とともに1団体ごとに5千~3万円の金品を受け取っていたことがわかった。市教委が11日、記者会見で明らかにした。市教委は金品の授受が人事に影響を与えた可能性もあるとして調査を進めている。

 市教委によると、教職員人事を担当する教職員課は毎年夏ごろ、小中学校の翌年度の校長、教頭、教務主任の人事について市内16区ごとに設けられている校長会、教員の出身高校や大学の同窓団体、担当教科の研究会などから推薦名簿の提出を受け、その際には現金や商品券も受け取っていたという。

 今年度は86団体が推薦名簿を提出し、少なくとも40団体以上が金品を納めていた。合計額は約200万円。受け取った金品は同課の首席管理主事が管理していた。年度末の人事異動の時期には選考作業が早朝から深夜に及ぶといい、職員の飲食代や打ち上げの会合費などに使っていたという。

 同課には2016年以降の帳…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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