東京電力は28日、柏崎刈羽原発(新潟県)の核物質防護に関する情報を、社員が責任者の許可を得ずに、社内のシステムから印刷して自宅に持ち帰っていたことを明らかにした。
東電によると、原発から持ち出されたのは、秘匿性が最も高い「秘密情報」ではなく、次の「管理情報」にあたるもので、防護部門の責任者の許可があれば持ち出しが可能。発表によると、社員は6月29日、手続きを失念したまま自宅でのテレワークのため情報を印刷。7月3日に許可が必要と気づき、上司や責任者に報告した。外部への流出などはなかったという。
東電は今回の問題を受け、責任者の許可がなければ印刷ができないようにシステムを改めた。稲垣武之所長は「システムだけでなく、情報を扱う人がしっかり自覚しなければならない。社員教育が重要だと考えている」と話した。
管理情報にアクセスできるの…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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