山本智之
春を告げるキタミフクジュソウの花が、北海道根室市の東梅自然学習林で咲き始めた。林の中に差し込む日の光を浴びて、鮮やかな黄色い花がキラキラと輝いている。
フクジュソウの仲間は、キンポウゲ科の多年草。北海道内では、キタミフクジュソウとフクジュソウの2種が自生する。
キタミフクジュソウは、葉の裏に白っぽい毛がびっしり生えており、一つだけ花を咲かせるのが特徴だ。
花の見頃は例年、4月下旬ごろまで。根室市春国岱(しゅんくにたい)原生野鳥公園ネイチャーセンターのチーフレンジャーを務める古南(こみなみ)幸弘さん(61)は「この花を見ると、冬が終わったのだなと実感する。これからの時期は、青い花をつけるエゾエンゴサクなどの花も咲き始めるので、林の中を散策して見つけてみてほしい」と話している。(山本智之)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル