桂米朝の俳名「八十八」、よく似た直弟子が襲名へ 来夏

 人間国宝の落語家で5年前に他界した桂米朝の俳名だった「八十八(やそはち)」を直弟子の桂宗助(そうすけ)さん(56)が芸名として継ぐことになった。米朝の長男である桂米団治さん(61)とともに20日、発表した。来年の夏に二代目桂八十八を襲名する。

 米朝は兵庫県姫路市で育った少年時代から俳句をたしなんだ。1969年に発足した「東京やなぎ句会」に永六輔、小沢昭一らと参加。八十八は米の字を分解した俳名で、「春の雪誰かに電話したくなり」「打上げを見て帰り来て庭花火」などの佳句を残した。

 宗助さんは兵庫県尼崎市出身の元板前。88年に米朝さんに入門して5年の住み込み修業を経験し、語り口など高座の雰囲気がよく似ていることで知られる。俳句はこれから始めたいという宗助さんは「師匠が掘り起こした噺(はなし)や復活させた噺を残していきたい」。

 俳名を襲名するケースは歌舞伎…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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