桃900個を害虫検査せずに輸出した疑い 食品輸出会社の社長ら逮捕

 国産の桃を台湾に輸出する際に必要な害虫検査をしなかったとして、大阪府警は13日、食料品輸出会社「日祥」(大阪市福島区野田2丁目)の社長で、台湾籍の朱清宏容疑者(57)ら4人を植物防疫法違反の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し、朱容疑者は容疑を認めているという。

 生活環境課によると、朱容疑者らは昨年9月、山形県産の桃約900個を台湾に輸出する際、害虫検査をしたように偽った書類を神戸植物防疫関西空港支所に提出し、検査を受けた疑いがある。

 台湾は日本側に対し、桃の厳しい検疫を求めており、輸出業者は害虫検査の施設名などを記した報告書を提出するよう義務づけられているという。同社の過去の報告書に、桃の検査ができない施設名が記されていたため、植物防疫所から府警に情報提供があり発覚した。約900個の桃は実際に輸出されたが、害虫が見つかった報告はないという。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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