桶川市は11日、新型コロナワクチン1170回分を廃棄したと発表した。ワクチン到着後の確認ミスで、ワクチンが入ったままの箱を業者に返送していたことに後日気づいたという。市は、ワクチンは継続的に供給されており接種スケジュールへの影響はないと説明している。
市によると、5月14日、市保健センターに配送用の箱に入れられたワクチンが15箱届いた。職員3人が医療用の冷蔵庫にワクチンを箱から移す作業をしたが、1箱(1170回分)は移し忘れたまま回収業者に箱を返却。ファイザー社から「ワクチンの空き瓶が入っているので返却したい」との連絡を受けて今月8日に開封したところ、未使用のワクチンが入っていたという。ワクチンはすでに使えなくなっていた。
市はチェックリストの作成や職員の配置体制の見直しなどで再発防止に努めるとしている。(小林祝子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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