仙台市のきょう正午の気温は18.1度。このまま20度に届かなければ3日連続となり、7月としては8年ぶりのことになります。
寒さの原因「ヤマセ」
この時期、東北の太平洋側で梅雨寒になるのは珍しいことではありません。ただ、こんなに続くのは久しぶりです。仙台市のきょう正午の気温は18.1度しかありません。きょうも最高気温が20度に届かなければ3日連続になります。7月に仙台市の最高気温が20度未満の日が3日続けば、2012年以来8年ぶりとなります。
原因はオホーツク海に中心を持つ高気圧から、冷たく湿った空気が送り込まれているから。いわゆる「ヤマセ」という現象です。東北の太平洋側に曇雨天と低温をもたらします。体調はもちろん、農作物の管理にもお気をつけください。
あすは高気圧の中心が南へ下がる予想です。冷たい空気はやや暖まるものの、太平洋側には冷たい海の上を吹く風が流れ込み、気温は平年を下回る所があるでしょう。
寒さいつまで?
寒さの底は抜けつつありますが、仙台市は日曜日頃にかけて最高気温が平年を下回る見込みです。東北の太平洋沿岸では風のヒンヤリする所もありそうです。
その後、梅雨前線が北上して南から暖かな空気が入る見込みです。来週前半は仙台市でも25度以上の夏日となって、福島市や盛岡市など太平洋側でも30度以上の真夏日の所がでてくる可能性があります。
ただ、梅雨前線が東北に近づくということは、まだ雨の降る日はあるということ。東北の梅雨明けはしばらく先になりそうです。
日本気象協会 東北支社 関口 元朝
Source : 国内 – Yahoo!ニュース