小説家森鴎外ゆかりの旅館「水月ホテル鴎外荘」(東京都台東区)が5月、約80年の歴史に幕を下ろす。新型コロナウイルスの感染拡大で、宿泊や会食のキャンセルが相次いだことが原因という。敷地内にある鴎外の旧居は保存か移築を検討。おかみの中村みさ子さん(62)は「さみしい気持ちもあるが、旧居を守るのが私たちの使命。旅館に体力があるうちに、いい決断を下せた」と胸を張る。
中村さんによると、今年3月の売り上げは前年の1~2割程度まで落ち込んだ。感染を心配する中高年層のキャンセルが特に響いたという。中村さんの夫で4代目社長の菊吉さん(71)が5月末での閉館を決断した。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment