椎名林檎、待望の40代 「知ってる端的な死」を形に

 シンガー・ソングライターの椎名林檎が、デビュー22年目の27日、5年ぶりのオリジナルアルバム「三毒史」を出した。宮本浩次、櫻井敦司ら6人と歌で共演し、オーケストラなども駆使した自在なサウンドに乗せて描くのは、人間の生と死。昨年40歳になり、大きな変化があったという。

 「ここまでよく無事でいられた、本当に長い道のりだった、という認識なんです」

 そう語る椎名は、「本当に」という言葉に特に力を込めた。10代の頃から、書きたいことを自由に書ける立場になるには、様々な戦いに勝って40代を迎える必要があると考えていた。

 「40になったらどなたも『生意気』とは言ってくださらないでしょ。思い切り書いても自分の責任。早く自分を試したくて、カウントダウンしていました」

 「三毒」は人間の三つの煩悩を…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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