代表的な名古屋メシの一つ、きしめんを、熱々の鉄板で焼いて提供する店がある。麺の幅やタレからトッピングまで、数々の工夫が凝らされる。店の看板メニューにまで成長した「新名古屋メシ」の誕生には、時代の変化にさらされた夫婦の試行錯誤があった。
訪れたのは、JR名古屋駅の西口(太閤口)から歩いて約5分の「朝日屋」。さっそく「焼き太きしめん」(税込み740円)を注文すると、「汁がはねるから」とタオルとクリップでできたお手製のエプロンを渡された。紙製の使い捨てだとコストがかさむ、という理由かららしいが、温かい気づかいがうれしい。しばらくして、大量の湯気をあげる鉄板があらわれた。
麺の幅と厚みは通常のめんの1…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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