楽しい大学生活送る娘に複雑な心境 私も…けれど今更

(悩みのるつぼ) 相談者 40代女性

 子供は大学に入学しました。第1志望ではなかったものの充実した学生生活を送っており、親としてうれしい限りです。

 しかし、ふと私も大学に行きたかった、大学でたくさんの友達と一緒に勉強したかった、という思いにかられます。

 裕福な家庭ではなかったので、迷いもなく高卒で就職しました。今まで子供のことを第一に考え、家族に尽くしてきたつもりです。そのかいあってか、子供は部活も勉強も一生懸命で自分にはもったいないくらい、いい子です。前向きで明るい性格なので友達も多く、コミュニケーション能力も高いです。

 一方の私は中高生の時代、部活も勉強もそこそこ。思えば学校でも仕事でもつらいことが多く、楽しい思い出などありません。「いい大学に行っても幸せになれるとは限らない」とは、頭では分かっています。ただ、大学での出来事を楽しそうに話す子供を見て、うれしい半面、複雑な心境です。

 今から私も、と考え、大学の資料も取り寄せました。しかし、金銭的に無理です。ならば資格でもと思い勉強を始めましたが、今更何になるのか、自分は一体何になりたいのかさえも分からなくなっている始末です。過去を悔やみ、夜も眠れません。かといって、このままただ年齢を重ねるのも悲しいのです。どうするべきでしょうか。ご助言をお願いいたします。

回答者 歌手・俳優 美輪明宏さん

 ご本人が「今更何になるのか」…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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