「別世界」のような美しい映像が見られるとして昨年末に始まったBSの4K放送。その画面が「暗く見える」という視聴者の指摘をきっかけに、その原因や対策を追った朝日新聞デジタルの連載「検証 4K放送は暗いのか(全6回)」を読んだという滋賀県の60代男性から、メールが寄せられました。連載に登場した視聴者と同じように、4K対応テレビを買い、外付けのチューナーを付けて4K放送を受信したところ、画質が期待はずれだったといいます。
そのテレビは、連載で取材した視聴者のものとは別のメーカーの製品で、いずれも誰もが知っている日本の大手電機メーカー製です。「『鮮明な画像が見られる』と言ってテレビを売ったのに、誰も責任を取らないのは納得できない」と、男性は怒っています。
ご意見は取材班(keizai@asahi.com
以下は男性の体験談です。
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昨年夏、居間のテレビが故障して買い替えることになり、どうせなら東京五輪をきれいな画面で見ようと、15万円ほど出して大手電機メーカーの49インチの4Kテレビ(2018年発売)を通信販売で買いました。
昨年12月、4K放送開始に合わせて3万円ほどの同じメーカーの外付けチューナーも通販で購入しました。AV機器の扱いには慣れているので、テレビとチューナーの接続はすべて自分でやりました。接続の方法は間違ったとは思っていません。接続ケーブルも規格に合ったものを購入しました。
年末のNHK紅白歌合戦はきれいな画像で感動的なものになるだろうと楽しみにしていました。ところが接続後、実際に4K放送を見ると、2Kに比べ、画面が暗く、まったく鮮やかさが感じられなかった。4Kなのだから、よく見たら画質のきめ細かさなどもあるのかもしれませんが、それも暗くてわからない。テレビに届く電波が弱いのではないかと思い、知り合いの電器店に来てもらいました。家の屋根にあるアンテナの方向を調整してもらい、十分な受信レベルを確保しましたが、よくなりませんでした。
コールセンターも歯切れ悪く
テレビメーカーのコールセンタ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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