学校の吹奏楽部で足りない楽器、余った楽器を学校間でうまく貸し借りできたら――。そんな問題を解決できるアプリを高校生が開発中だ。来年の運用開始を目指し、30日までクラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。
開発するのは、福井県立武生東高校2年の山下友輝さん。中学から吹奏楽部で活動するなかで、学校備品の楽器の不足や劣化が原因で、やりたい楽器をあきらめる部員がいたり、曲の選択が限られたりするのを目の当たりにしてきた。
同校は昨年7月の県吹奏楽コンクールで、自由曲「マードックからの最後の手紙」に出てくるシップスベルがなく、トライアングルで代用した。そんな現状を何とかしたいと考えていた。
昨年秋、県内と隣の石川県の中高の吹奏楽部40校にアンケートをした。すると、約9割の学校が「楽器不足に悩んだことがある」と回答。一方で、約8割は「使っていない楽器がある」とも答えた。
ビジネスプランで学生グランプリ
部員数の変動で不足したり余…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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