楽天の三木谷浩史会長(55)が8日、無料インターネットテレビ局「Abema TV」に出演し、「私は東京をニューヨークみたいにしたくない。放っておけばニューヨークのようになる可能性がある」と警笛を鳴らした。新型コロナウイルスが広がり始めた3月上旬に米国にいたという三木谷会長は「そのころは、死者数はまだ1日3人。それから、あまりにも信じられないことが起こっている。こんなことが米国で起こるとは思わなかった。なめていると、あまりに経済打撃が大きくなる」と熱弁した。
三木谷会長が発足させた新経済連盟では、消費税ゼロ政策を政府に訴えており、政府が打ち出している108兆円の経済対策についても「短期的にやること。人が集まる場所の飲食店やバーは、閉じていただく。そして直接的な補助をすること」と提言した。
また、PCR検査を進めるために、韓国を成功例として、軽症者を病院ではなく、ホテルなどの他の施設に収容するべきと発言。「ホテルを提供する準備がある」とした。三木谷会長はすでに4日に大阪府の吉村洋文知事に対して、軽症者の受け入れ先として自らが所有する「ザ・パークフロントホテルat USJ」の598室を無償で使ってほしいと申し入れている。また、全国で軽症者、無症状患者の受け入れ可能なホテルを楽天トラベルで緊急ヒアリングし、7日の18時の時点で、744施設で90991室が受け入れ可能とツイートするなど、SNSを利用して呼び掛けていた。今後も経済界の1人として日本を支えることを明言しており、新たな対策私案などを披露するかもしれない。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース