楽天モバイル元部長側、委託契約直後2100万円受領 契約の謝礼か

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山口啓太 高嶋将之

 楽天モバイルの携帯電話基地局整備事業をめぐり同社に不正に約300億円を支払わせたとされる詐欺事件で、逮捕された同社の元部長側が、同社と委託契約を結んだ会社から契約直後に約2100万円を受け取っていたことがわかった。警視庁は、契約を結んだことに対する謝礼だったとみて調べている。

 捜査関係者などによると、楽天モバイルと日本ロジステックは2019年7月、基地局の整備に使う部材の物流業務の委託契約を締結。日本ロジは契約を結んだ数日後と同年9月の2回にわたり、楽天モバイル元部長の佐藤友紀容疑者(46)の知人が代表を務める法人を通じ、佐藤容疑者の妻の口座に計約2100万円を振り込んでいたという。

 18年7月に楽天グループに入った佐藤容疑者は、当初は通販サイト「楽天市場」のショップの商品を倉庫に集約し、配送するといった物流業務に携わっていた。19年4月ごろからは、楽天モバイルが整備する基地局の部材の物流業務も担当するようになっていた。

他社の見積額を日本ロジに提示か

 当時、楽天モバイルは日本ロ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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