槇原容疑者逮捕で音楽の教科書を懸念する声 柴田阿弥「作品に罪はないが、0を1にさせないことが何より大事」(AbemaTIMES)

 歌手の槇原敬之容疑者が13日、覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕された。14日朝、身柄が拘留先の警視庁東京湾岸警察署から東京地検に移された。

【映像】イベント出演時の槇原容疑者

 2018年、槇原容疑者が個人事務所の元社長と暮らしていたマンションの寝室から、覚醒剤の入った袋が見つかっていた。その際、元社長は「それはマッキーの」と話していたが、槇原容疑者は逮捕後「僕のではないです」と否定したという。警視庁は槙原容疑者が継続的に覚醒剤を使用していたとみて、捜査を進めている。

 槇原容疑者の逮捕から一夜、その影響が広がりつつある。日本テレビ系の情報番組『ヒルナンデス!』は、槇原容疑者が手掛けたテーマ曲「LUNCH TIME WARS」を14日放送分は使用せず、今後は検討。同じく日本テレビ系の音楽番組『バズリズム02』は、12日に収録した28日分は放送取りやめとしている。また、テレビ朝日系の紀行番組『じゅん散歩』は、テーマ曲「一歩一会」を14日放送分は差し替えた。

 ことし、デビュー30周年イヤーの槇原容疑者は、来月4日にセルフカバーアルバムが発売予定だ。また、秋から全国ツアーを予定しているが、白紙ではないかとも言われている。

 芸能人が逮捕される度に巻き起こる、“作品に罪はあるのか”の議論。ハフポスト日本版編集長の竹下隆一郎氏は「作品に罪はないと思う。作品はアーティストのものであると同時に、ファンのものでもあると思う。それを勝手に奪ってはいけないのではないか。テレビ各局の過剰な対応で、保身のためとしか思えない。ファンの聞く機会、権利を勝手に取り上げるのはおかしい」との見方を示す。

 一方、フリーアナウンサーの柴田阿弥は「(槇原容疑者の)曲を放送したことで怒っている人はいないと思う」とした上で、「テレビはマスメディアで“ながら視聴”している人がいると思うと、安全策を取りたい気持ちもわかる。スポンサーは決して安くないお金を払っていて、ちょっとでもネガティブな色がつくのを嫌がるのは仕方がない。一方で作品に罪はなく、セルフカバーアルバムの配信停止はしなくていいのでは」と自身の考えを語った。


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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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