TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。8月12日(月・振休)の放送では、警察が摘発強化を進めている横断歩道で止まらない車について、意見を交わしました。
◆「歩行者もドライバーも、自分の立場で考えてしまう」
東京オリンピック・パラリンピックの開催を1年後に控え、警察は信号機のない横断歩道で一時停止しない車の取り締まりを強化しています。横断歩道上でお年寄りや子どもが巻き込まれる事故が後を絶たない現状を受け、大勢の訪日外国人が見込まれるなか、ドライバーに歩行者優先の意識を浸透させたい考えがあるようです。
MCの堀潤は、警視庁がまとめた横断歩行者妨害の摘発件数の推移データを紹介。全国で摘発を強化した2018年10月~2019年3月までの半年間に横断歩行者妨害で摘発された件数は、全国でおよそ10万1,400件。交通違反全体が減少傾向にあるなか、2018年に発生した信号機のない横断歩道での死亡事故は、前年よりも13人増の90人でした。そして負傷者の数は、4,415人にものぼります。
こうした現状に、堀は「ただ(横断歩道を)歩いていただけなのに、このような事故に巻き込まれてしまう。ドライバー側は言語道断」と語気を強めます。
ヘッドライン社長、早稲田大学研究員客室教授で、東京オリンピック・パラリンピック招致委員会広報アドバイザーをつとめる一木広治さんは、「歩行者もドライバーも自分の立場で(いいように)考えてしまう」と心情を推察。
さらに、「歩行者は、車は止まるものという前提でいる。ドライバーは、教習所で教わったことを忘れてしまっていると思うので、そこから認知させなければならないのでは」との見解を示します。
キャスターの宮瀬茉祐子は、「(横断歩道を歩行時に)車がなかなか止まってくれないので、危ないかもしれないけど“歩道に出ますよ”と最終的にアピールを試みることがある」と実感を口にします。そして、自身も海外での生活経験があるだけに、「外国人は(車が)止まる前提で来ることを考えると、オリンピック前に少し心配な部分がある」と案じていました。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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